まぁ、とりあえず笑ってみた私。
笑いとはいえ爆笑とかの笑いじゃなくて、微笑むとかそっちの笑いだけど。
「おー、必殺チィスミレだ!」
「なんですかそれ。ってかスミレって…」
「スマイル☆」
そう言ってはあはっと笑ったザキさん。
できたみつあみを結んではもう片方のみつあみと合わせ私の鼻の先で結んだ。
…そう、私の鼻の先、もとい鼻の下で。
つまり、今私はというと非常に恥ずかしい感じになっている。多分!
「ふ、なんか仙人みたい」
「笑うならこんなことしないでくださいよ!」
「あははっ!」
「ザキさん…!」
腹をたてる私をよそにけらけらと笑い始めるザキさん。
もう!なんなんだこの人…!
最早ここまでくると先輩なんて関係ない。こんな奴先輩(仮)だ!
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