「へ…学祭?」

「へ学祭じゃなくて、学祭」

「いや、分かってますけど」


そういってズズッとストローでオレンジジュースを飲む私。

そんな私の目の前でいそいそと手を動かしているのはご存知ザキさん。

今2人が居るのは私の家の隣町。

そして、ザキさんの生まれ育った場所ともいえる町の中心にあるカフェ。

と、ここで

なぜ私達がこーんなところにいるかといいますと…


「あれ、何々?
優に何も聞いてないわけ?」


やはり原因はこの人。

ザキさんなのです。




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