「わあぁぁあ!」

ドンッ

ゴツッ

「いってぇ…!」


唐突な叫び声と同時に私の手がハルさんの胸を押す。

突き飛ばされたハルさんは勢いよく壁に頭をうちつけた。


「チィ…?何した…ってハル!?」


騒ぎで目が覚めたのか起きたザキさんが驚き顔で私とハルさんを交互に見る。

その間もさっき起きたことが信じられなくて頭の中がぐるぐると回ってく。


「チィ何かされた!?」


混乱状態の私をザキさんが心配そうに見つめる。

うあぁザキさん…!


「わっ、…チィ?
ハルてめぇ…何したんだよ!」


そんな姿にうるっと涙が零れそうになりザキさんの胸に顔を埋めた。

ザキさんは私の頭を心配そうに撫でるとハルさんに向かって怒鳴った。




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