5限目のチャイムが鳴るぎりぎりに戻ってきたアケミは、「一緒に帰ろ!続き聞かせて!」と言っていたけれど、結局進路のことで担任に呼ばれて一緒に帰ることはできなかった。
「なぁんかこれ、太って見えるかも。
でもこっちじゃなんか子供っぽいし…」
夜、部屋で明日着ていく服を選びながら、私は携帯を気にしていた。
アケミから、電話くるかと思ったんだけど…。
さっき携帯が鳴って、とびついたときもメルマガでがっかりした。
アケミに着ていくものを相談しようと思っていた私はなんだか沈んだ気分になっていた。
それでも進路のことで呼ばれていたアケミに、もう進路が決まっている私からデートの相談で電話をするのはなんだか気が引けてできなかった。
アケミも大変なときなんだし…。

