〈サードside〉 『・・・ん・・』 あの突風から、騒がしい周りに目を覚ます。 気付けば、違う景色の中に居た。 『こ、ここは・・・』 「あの人は一体どこの国の人ね。」 「さぁ。旅人だろうか。」 どうやら、俺は旅人扱いになっている。 カースト制度の中で生きてきた俺は、普通の生活が分からない。 ズキッ・・・。 『うっ・・・』 急な頭痛にまた、目眩を起こして倒れた。