鈍く開かれるドアの向こう側。 何かの研究室のような周りの景色と、正面は教会に似た階段が広がる広い部屋。 『な、何?ココ・・・』 『クックッ。 懐かしくはありませんか? アナタの始まりの場所ですよ??』 だから、始まりの場所って・・・、 『え・・・?』 私はアルスの言葉を聞き返そうとする口を 目の前の液体の中に居る『私』を見て、呆然とした。 『私・・・?』