始まりの場所? そう言われ、立ち止まった場所は 真ん中に大きな雫が・・・そのまた中に天使が描かれた大きなドアの前。 『このドアの絵・・・』 『どうやら、見た事があるようですね。』 そう。 このドアの絵は 私が幼少の頃に住んでいた、叔母の家のドアの絵と同じだった。 『うそ・・・。 何で?』 アルスは、そのドアを静かに開ける。 キイィ・・・・。