『リトア・・・』


誰かが私を呼ぶ。




『リトア・・・』


優しい声で私を包む。


あれは・・・、






『・・・サード・・』



『リトア・・?』





私の目の前には
何時も隣に居てくれる
愛しい人。



サード。







あぁ、もう朝焼けの見える
この時間。


私には
何を言っても思い出す事が出来ない事がある。





何を忘れたのだろうか。



それさえも・・・。