『じゃあな。』 『うん』 これが、最後に聞くサードの言葉だった。 抱き締められた時に決心した意思は、水の泡のように流れていく事を今は知らずに。 ベーシャの宿に泊まり、マロンへと連絡をとる。 『マロン? 心配かけて、ゴメンね。うん。大丈夫。うん、またね。』 取り敢えず、安否を確認させ 私が行く先。 『最上階級 バラモン・・・』