伝えたい~心~

そんなのどっちでもいいよ…。

呆れながら私はため息をついた。

「ね~美闌?うちらってモテんのかな~?」

またもや麗が耳打ちをしてきた。

私の後ろは麗だからだ。

私は後ろを向いてから

「モテんのは麗だけ!!!うちらって…
私までいれないでよ…。」

ったく…

「ね~?ちょっといい?」

私と麗は一緒に声がするほうに目を向けた。

目を向けたら2人の男子がいた。

さっき話をしていた男子逹の中にはいなかったみたいだけど…

麗は甘い声で

「何ですかあ?」

なんて聞いている。

「あっ麗ちゃん♪携番とメアド教えて?」

「いいですよ~♪」

はあ…

何となくため息が出る。

そして嫌な予感もする。

麗にメアドを聞いた男は1人。

もう1人の男は私の方を見ている。