奈々は、樹李がかっこいぃと言って、みとれてる男の人を見た。

「かっこいぃ!さすが樹李!」

「まぁね!でも、実際好きになる人はかっこよくないけどね。」
樹李はそう言って笑った。

樹李がかっこいぃと言っていた人は、ほんとにかっこよかった。

他の中学の女子も、かっこいぃと言って騒いでいる。

「やっぱ、かっこいぃ人には彼女いるんだろうねぇ。あの人、かなりモテてるだろうねぇ」

樹李は、あの人を見ながら納得したように言った。

「奈々もそう思う〜。あってか、そろそろ戻らなきゃね。急ごう!」