恐怖話








「わぁあぁぁああぁ!!!」





僕は慌てて後ろを振り返った。





しかし誰もいない。












?!!!!!!!!










足音がした僕のすぐ背後を見ると畳に無数の足跡がべったり着いていた。



畳が足跡の土で汚れていた。足跡は向こうの壁から僕の後ろの押し入れに続いていた。








「な…なんだよコレは..」






カツン…





「?!!!!!」



ドクン…
心臓が高鳴った。





足跡が続く押し入れから物音がかすかにだが確かに聞こえた。












ドクンドクンドクンドクン…心臓が一層高鳴る...











テストの事もあり、こんな怪現象に付き合ってる暇は無い。
葬式なんか早く終わって落ち着いて勉強がしたい。
面識の無いに等しいお爺さんの葬式に付き合う暇なんかないのに…と心の中で僕は思っていました。





…そんな僕だからこそ……そんな考えを持っていた僕だからこそ…今考えれば………当然だったのかもしれません……………





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