―――その日の夕方―― お客さんが来た。 親戚の波野おばさん。 ばあちゃんは例の客間に気のりしない様子で通した。 「こっちきてお客さんに挨拶しなさーい??」 祖母は別の部屋で遊んでいた私を客間から呼んだ。 「はーーーいっ!!!!」 ガラッ!!!!!!!!!!! まだ幼かった私は無作法にガラッと立ったまま勢いよくあけた。 そして……… 見てしまったんだ。 .