「助かった〜…」 ホッと一息ついて顔を伏せたとき… ドクンッ!!!! 心臓が高鳴った…… 「これ………」 足元には健二先輩のものと思われるツメが落ちていた。 それも親指のツメ根こそぎ 微かに血がついていた。 .