「トイレ借りていぃ??」 「ぁ..うん!!こっち」 トイレのドアを開けた瞬間まためまいがした。 そして頭の中でまた映像がかけめくった。 絢香が子猫を抱いてトイレの前の立っていた。子守唄を謡ながら。子猫は安心して眠っていた。でも... 絢香はいきなり子猫をトイレに突き落した。水浸しになった子猫は狼狽している。それを見ながら、絢香は無情にもレバーを引いて水を流した。後で見ると、身体の小さな子猫の姿は見た当たらなかった。 トイレの脇には猫じゃらしがころがっていた。 .