ムリ・・逃げたい。 心底思ったけど、一樹にはかなわない。 悔しいけど、一樹を求めるんだもん。 「愛香、この箱開けてみ?」 視線を向けると、いつの間にかあった白い箱。 ゆっくり下ろされ、私は箱を開けた。 「コレって・・」 視界がぼやける。 だってそこにあったのは。 6年前に一樹が作ってくれた。 ひまわりのケーキ。 “ずっとあなただけを見つめている”