ゆっくり顔が近づく。 私は一樹を見つめた。 大人っぽくなった一樹。 あとは何も変わってない。 唯一変わったとしたら、温かな目。 初めて会ったときの冷たい目はどこにもない。 「愛香、目を閉じろよ」 「一樹、またカッコ良くなったね」 思ったことをそのまま言った。 「愛香こそ」 「へ?」 「また一段と綺麗になった」 「えっ・・ん・・っ」 「もう離さない」