SWEET★CAKE



「じゃあ私は帰るわね。愛香ちゃん、素直になるのよ?」


吉田さんは早口で言い、教室を出ていった。


一樹と2人きり。


「愛香、おいで」


一樹が手を広げる。


私はゆっくり歩く。


でも、最後には走ってて。


一樹の胸に飛び込んだ。


「一樹、一樹・・」


「愛香、会いたかった」


背中に回す力を強める。


一樹の香り。


一樹の温もり。


一樹がいるって実感するのには、十分だった。


「か・・んっ」


唇に感じる温もりも。


甘い甘いキス。


ゆっくり唇が離れる。


「愛香、甘い」