「あれ??爽、勉強してるの??」 実羽がひょっこりと、ドアから顔を覗かせて。 そして、言った。 オレは、実羽を見る。 動かしていた、鉛筆を握っている右手を止めて。 「・・・だってさ、夏休みの課題出たじゃん?? 今のうちからしとかねぇと、終わんないし」 「えっらいねぇ!!」