「・・・実羽」 あっこの凛とした声が、響く。 ごくりと、唾を飲み込んだ。 「・・・あたしは・・・ 実羽に何もしてあげられないけど・・・。 あたしは・・・実羽に正直でいて欲しい。 自分の気持ちとか、想いとか。 そういうのに。 ・・・無理しなくても、いいの。 実羽に、1%でも可能性がないと 思うのなら・・・。 来ないほうがいい。 その方がきっと、ハルも、踏ん切りがつく。 でも・・・もし仮に・・・」 あっこが、ふっと言葉を詰まらせた。