私は頬に触れようとして・・・止める。 こんな痛そうなのに。 触れたらもっと、痛いに違いない。 私の心配そうな顔を見て。 爽が嬉しそうに笑った。 「なんか、昔に戻ったみたいだな」 ・・・そういえば。 喧嘩でケガをした爽を、私はいつも心配そうに見ていた。