幼なじみな僕ら。














「・・・どうするのって・・・」


「・・・なぁ。悪いけどさ」









俺はやっぱり彼女を見ない。



さっきまで読んでいた漫画を引き寄せる。

そして、表紙を開いた。













「俺、好きな子いるから」













なんとなく分かっていた。

最初から。


宮辺にとって俺は、ただのクラスメイトじゃない。






だけど俺は、実羽以外なんて考えられない。










「・・・それって・・・どういう意味??」