「ねぇ。片瀬君ってさ、どんな女の子が好きなの??」 消灯時間ぎりぎり。 宮辺が、俺の傍にやってきて聞いた。 俺は寝転んだまま、宮辺を見る。 宮辺は俺の横で、正座をしていた。 窓の外は、真っ暗だった。 空には綺麗な無数の星達が、何も言わず自己主張をしている。