桜の花びらが私と翔の間でふわり舞い上がった。




ん……?




翔の手に残ったもの……。





指輪……?




桜の花びらに隠れていたシルバーリングがキラキラ輝きを放っていた。




「これ…どうしたの…?」



翔を見つめた。