桜・love story

2回、3回って再会の回数が増えていく度、私は翔に会うのが、待ち遠しくなっていた。




時折、私のところに写真を郵送してくれたのを見ると、ますます会いたい想いが募る時もあった。




桜の時期が待ちきれなくて、会いに行っちゃおうか…って思ったこともあったんだよ。




多分、翔は知らなかったと思うけど…。




私の想いは、再会を重ねて、翔と過ごす分だけ膨らんでいった。




春を待つ花のつぼみのように、ゆっくりゆっくりと…。