「そんなこと無いと思いますわ。

 藍堂くんだって、れっきとした日本男児。

 接吻の責任をとるカクゴくらいは、あるはずです」



“日本男児”という言葉が、王子には恐ろしく合わない。


なぜなら【王子】だからッ!!



「責任とる気なんて、絶対ないよ」



「・・・まったく、美雨ちゃんもなかなか強情ですわね。

 わかりました。では、こうしましょう・・・・・」



 * * *


「・・・・・いいですか?」



「はーい」



雅ちゃんとの作戦会議、終了。



あとは、実行するのみッ!!



「美雨ちゃん、ファイト-!

 いい報告、待ってますわ~」




「ありがとう、雅ちゃん!

  私、頑張るよ!」




橘 美雨、いざ、決戦の舞台へ・・・






出陣!!!