「じゃあ二人でアイス買ってハズレた方が先に言うことにしようよ」
「二人とも当たったら?」
「点数が高い方が勝ちよ」
「じゃあ、二人ともハズレたら?」
「もー!!細かいわね!!その時はその時でまた考える!!」
こんな風に怒る涼香は嫌いじゃなかった。
二人で同じアイスを買う。
こんなことでも嬉しかった。
二人でもくもくとアイスを食べる。
「渡部君、食べるの早いわね」
「そうかな?」
「早いわ。でも駄目よ。先に食べ終わっちゃ。同じタイミングで食べ終わるのよ」
「いいけど…お前、遅すぎだろ。もう溶けてるじゃん」
「うるさいわね!歯にしみるんだから」
涼香は精一杯早く食べたようだが地面にはアイスの染みが出来ていた。
「じゃあ一緒に見るわよ。先に見ちゃ駄目よ!」
アイスの棒をくわえたまま黙って頷く。
「せーのっ…」
二人共、アイスの棒を差し出す。
「二人とも当たったら?」
「点数が高い方が勝ちよ」
「じゃあ、二人ともハズレたら?」
「もー!!細かいわね!!その時はその時でまた考える!!」
こんな風に怒る涼香は嫌いじゃなかった。
二人で同じアイスを買う。
こんなことでも嬉しかった。
二人でもくもくとアイスを食べる。
「渡部君、食べるの早いわね」
「そうかな?」
「早いわ。でも駄目よ。先に食べ終わっちゃ。同じタイミングで食べ終わるのよ」
「いいけど…お前、遅すぎだろ。もう溶けてるじゃん」
「うるさいわね!歯にしみるんだから」
涼香は精一杯早く食べたようだが地面にはアイスの染みが出来ていた。
「じゃあ一緒に見るわよ。先に見ちゃ駄目よ!」
アイスの棒をくわえたまま黙って頷く。
「せーのっ…」
二人共、アイスの棒を差し出す。
