―――pipipipipi……


うるさく鳴り響く目覚ましの音。




「――……んか…――りんか~~!学校行くんでしょ?いい加減起きなさい!!!」



「ん~…はぁい…」


眠い……
滅茶苦茶眠い。


結局昨日は帰って来たの深夜だし。



学校めんどいな…。



そんな事を思いながら家を出た。




―――――――――――――………




誰にも話しかけられないまま席についた。



「ふわぁぁ~~」


座った途端あくびがでる。


暇だなぁ~~……

だけど、誰もあたしの事知らないって楽かも。




あたしはなんとなく隣を見た。


そしたら藤咲クンもあくびをしてた…。



「藤咲クンも寝てないの??」


「…え!!??あ、うん。
ちょっと寝不足でして…」