大好きの君に・・・

「てゆうかさ、なんで優太のお父さん、あんな事言ったんだろうね」

「さぁ・・・」


あたしの家に帰るまでは気まずくて、これ以上言葉を交わす事はなかった。



「ただいまぁ・・・」
「おじゃまします」


二人、家に入ると深刻そうな顔のお母さんがいた。
「優太、あたしの部屋行ってて。」

優太を部屋に行かせてからお母さんと一対一で話す事にした。

「お母さん。なんであたしにお父さんいないの？今日ね、あたしが母子家庭だって事話したら、優太と別れてって言われた。ねぇ、なんで？」