「とりあえず、入るか?」


「うん・・・。」


「「いらっしゃいませ!」」


いつもは気にならないのに、今日はいつもより大きな声に感じる。




私達は個室に通された。


圭・・・気を使ってくれたんだ。


無言で席に着く私達。


「とりあえずビールでいいか?」


「う、うん・・・。」



「あのさ・・・。」


「へっ?」


「そんな緊張しないでくれよ。てか俺も緊張してるか。」


優一は照れたように笑った。


「酔う前に言うわ。」


「うん。」








「おれ・・・








  美優が・・・









    好きだ・・・。」