「優助!」
俺が休み時間に屋上で寝てたら耳もとで声がした。なんだと思い目を開けると俺の前にはいかにも不良って感じの男が3人いた。
―…あー。面倒くさ…。
「お前さ…真奈美の男だろ…」
「…だからどーした?」
俺がものすげー勢いでそいつらを睨んだらビクッて肩を一瞬だけ揺らした。
面白いじゃん…。
「だっ…だから!何でテメーなんだよ」
「は?真奈美が俺を選んだんだよ…」
「真奈美が…?」
そいつらは不思議そうな顔して…そしたらニヤニヤ笑ってきた。
「なんだよ…」
「お前しんねーの?お前の弟…優太?だっけ…あいつさー…」
そのさきの言葉が聞き間違えだったら…
どれだけ楽か…
「 ー…真奈美の事好きだよ?」
その後…
なんでか俺はそいつらをボッコボコにした
俺は…
俺は…
俺はあいつにいい事を1つも出来ない
ほら…
またこいつらを殴って迷惑をかける。
俺はまた…優太に恥じをかかせて…
―…同じ事を繰り返す。