俺がそう言った後は沈黙が続いた。それを破ったのが優太だった

「ねぇ。真奈美ちゃんのとこ行こ?」


俺は一回だけ優太をチラ見してベッドを出た。その瞬間、優太の顔が一気にひまわりみたいな笑顔に変わった。

「優助!ありがと!」

「……。」


本当に…本当にこいつはひまわりだった

どんな時も笑顔で辛い顔なんか見せた事ない。

だからこんな馬鹿で汚い俺が何回優太の奴を恨んだかわからない。


だから…
お前にはもうちょい兄貴らしー事
してやりたかった。


たった2時間の差だったけど…
俺はお前の弟に生まれたかった。いっぱいいっぱい甘えて、最後くらい…




最後くらい…


お前の前で泣きたかった。