「…本当に?」

「あぁ…」

「わかった…優助を信じるよ」


真奈美は俯いたまま俺に抱き着いてきた。


あー…なんかきたわ…これ。








ープルルルル…プルルルル


「…俺の携帯」

「…でていいよ?」



ーピッ





「…もしもし」

「優助!?今ドコ!?」


…空か。


「宿の近くの海岸」

「…マジかよ」

「なんかあったのか?」






















「…優助が、もう1人いる」























海岸からも少し見えるひまわりが満開に咲いた7月30日の出来事だった―…。