「優助はさ、不良なんだよ!!」
「確かに…見えるわ〜」
「テメーぶっ殺すぞ…」
「「お〜!怖い怖い…」」
こいつらマジムカつく…
何息ぴったりになってんだよ
「どーせ、俺はクソ不良だよ」
空は大袈裟に顔の前で両手を振った。
「本当はすげー優しい不良なんだよ!!なっ、優助!」
「…知らね」
「確かに、不良でもお前の顔優しいもんな…」
おいおい…
何だ?この展開…
「お前…顔優しいし、今にも泣きそうやんか」
…はぁ!?
俺が泣きそう?
こいつマジ何言ってんだ…
「なんかあーたのか!?」
本当に龍太郎は俺の心の中が見えてるように思えた。
「ぉっ…弟がな…」
「…優助?」
何言ってんだ俺…
「優太っていう双子の弟がな…」
話したくない…
「4ヵ月前に…」
話したくないのに…
「病気で死んだんだ…」
口が勝手に…
「俺、兄貴らしい事何にも出来なかった!」
動く。
「兄貴らしい事…」
魔法みたいに…
「出来なっ…かった…」
涙が出てくる

