「ー…けっ!ー…すけ!」
「ん゙〜…」

「起きろってバカ!」

バコッていう鈍い音と一緒に俺は二度目の朝を迎えた。

「いてーな!!くそったれ!!殺すぞ!」
俺は黒いオーラを放ちながら優太を睨み付けた。

「真奈美ちゃん来てる!」
はぁ?
真奈美?

…あぁ。
真奈美は俺が遊びで付き合ってる女
あっちは本気らしいけど…
「テメーが相手してやれよ」

「なんでよ!優助の女の子でしょ!?」
あぁ…
こうゆう"女の子"とかいう言い方がムカつく

「俺と同じ顔なんだからお前でいーじゃん」

そんな事言ったら優太の奴急に涙目になってんの。馬鹿じゃねーの…

そんな事考えたら急に頬が熱くなった
ー…あぁ。殴られたのか…
「ー…っにすんだテメー」
「最低…最低だよ優助!」
あーあ。
なんかボロボロ泣いちゃってるし…

優太の目から落ちた涙は下のカーペットに染み込んでいった

「真奈美ちゃん…優助の事…好きだよ?」

「あぁ…」

「優助が思ってる以上に好きだよ?」

「……。」

「目…真っ赤だった…」

「テメーもな…。」