そう思っても あたしは無意識に 声のする方を 振り向いた そこには 他でもない イチがいた ケイイチでも ユウイチでも コウイチでもない 原田イチだ 『わあ〜 イチ先輩も この授業受けてたんだ』 隣でカナエが そう声をあげる イチ先輩 やっぱり年上なんだ 「知ってるの?」 『ん? イチ先輩のこと?』 あたしが頷くと カナエは 驚いたようだったが すぐに呆れ顔になった .