「そうなんですか…」 それ以上何も 言えなかった 本当は聞きたかった カズの荷物は どうしたのかと でも答えは 解りきっていて あたしはそれを カズの両親に 言わせることは 出来なかったし カズの両親から 聞きたくもなかった カズのものを 捨てたなんて事実を 認めたくなかった カズのお母さんを見ると 小さく肩を 震わせていた あたしの頬にも 涙が流れていた .