『ケイちゃん!』 イチがあたしを 呼ぶ声が何度も 聞こえた こないだと まるで同じ状況 違うことは イチが 追い掛けてこないこと でもそれでいい イチは逃げ出した あたしより 目の前にいる ユキさんが 大事なのだから あたしはそのまま 家に向かった ユキさんのことは 気掛かりだったけど あたしにはもう 関係のないことだ これでユキさんが 助かれば イチはまた幸せに 暮らせるのだろうか そんなことが ふと頭をかすめた .