ザァザァと降り続く雨の中、あたしは携帯を鞄から取り出した ”智兄に会いたい” あたしは祈る思いで携帯の発信ボタンを押した ツルルルルル…… 呼び出し音と心臓の音が同時に鳴り響いた 『もしもし麗奈ちゃん?こんな夜中にどうした?』 智兄は夜中にもかかわらず、あたしの電話にすぐ出てくれた 『智兄…すごい雨降ってる…雨…卓也の涙かな』 『はぁ?何言っとるんや!酔ってんのか?今どこや!!すぐ迎え行くわ』 『智兄…アイタイ…』 雨の音で聞こえたか分からないけど、あたしは智兄に気持ちを伝えた