久しぶりの卓也宅訪問から、あたしは頻繁に卓也の家に行っていた
暗いアパートに帰るだけだった日々が嘘のように楽しく感じた
智也兄さんと雅也兄さんの電話番号は知っていたけどアドレスも交換して”智兄” ”雅兄”と呼ぶようになり携帯はいつも2人からのメールでいっぱいだった
そんな毎日を過ごしている中、もう一人、あたしの中で大切に閉まっておいた人物と再会した
まさか、こんなにも純粋で真面目な思いがあるのかと思うほど彼の目は真っ直ぐだった
卓也と同じように……
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