二 人 日 和



テスト期間中
あたしと神楽くんは一緒に帰る事はなくなった。



『一緒に居るだけが全てじゃないもんな?』


そう言ってくれた神楽くん。


本当は寂しいけど
今のあたしたちがしなくちゃいけない事は

恋愛だけじゃないんだ。


もちろん、夜の電話は欠かさない。


でも、短めに話を終わらせて
それを糧に、テスト勉強を頑張る。


二人で居る事
付き合った事が、お互いのマイナスになるんじゃなくて

プラスになる事。


そうゆう形こそ
きっと“恋人”だと思うから。



相応しい彼女だと、思うから。



寂しさや不安に負けないよう
あたしはあたしで

今やるべき事を精一杯頑張ろう。



「日和、ずいぶん頑張ってるじゃん。」

「玲だって、いつもより気合入ってるじゃーん!」

「まぁーね。」



だから、どうか神様。



あたしと神楽くんを
優しく見守って下さい。

二人が決して
離れないように―――。