恋をしてた。


彼の背中に、横顔に。



諦めようとも思った。

もう、これ以上想ってても
この恋は、報われないんだとも。






だけど



…スキ。


そう背中に書いた、あの日。




あたしの世界は、一変したんだ。





……神様。


これは夢じゃ、ないですか?





『俺も、菊井が好きだよ。


ずっと、好きだった。』





ううん、夢なんかじゃないよね。





だって、あたしはまだ


今もあなたに、恋してる。