そう思うことしかできない。




だからあたしは極力目を合わせないようにしてみた。




…これでいいんだよ。




去るものは追わず





まぢその通りだし。




追いかけたって無駄。





ばいばい、翔。




「あやちゃん…」




「ん?」




あたしが無理してるのに気付いたのか、美歩ちゃんは悲しい顔をしていた。



でもそれ以上何も言わなかった。




あたしと翔が簡単に関わらないようになるなんてできない。



体育の授業は合同なんだ。




別に何でもないけど。




やっぱり…切なくて…