「空に虹が・・・!!」

夕焼けの空に輝いている一つの虹。

虹のふもとには宝物があるって聞いたことがある。

アタシにはもう充分な宝物。

「ありがとう・・・。」

そうつぶやく先輩と堅志。
今ここにいてよかった。

初めてそう思った気がする―――