ほほに伝わる温かい感触。
























































どうしてだろう。
一番つらいのは、美麗と瑛美なのに、あたしが泣くなんておかしいょ。

美麗の、好きなひとができてその人と一緒になりたい気持ち、
瑛美の彼氏を傷つけられてその張本人が悪びれもせずにいるという憎しみも、

分かるょうで・・・・分からない。


自分の想いさえもわからないあたしが、他人の事なんて分かる訳がない。

でも、分かってあげたかった。



幸せを・・・・あげたい。

「杏樹、もうあたし、堅志の事は、諦める。」


えっ?


「でも、杏樹を許しはしないょ。アタシ、わかったょ。瑛美の気持ち。」

「美麗・・・ちゃん?」







































お互いを認めるのって難しい。

複雑で、よく分からない。



『'''杏樹'''ちゃん'''アタシ・・・'''』



二人の気持ちは、分かった。

アタシのホントの気持ちも。

それは「堅志がほんとに好き}って事。

でも、アタシは堅志にひどいこと言っちゃった。

どうすればいいんだろ。





















































「ばぃばぃ。青島・・・」







































あたしは、独りぼっちになった・・・


次章 第7章:夕焼け小焼け
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