次の日、お母さんは早速私を精神科のある病院に連れて行ってくれた。



カウセリングの先生に今までの事や、これからの事をたくさん話した。



お父さんとお母さんは毎日ケンカばかり。



お母さんが泣いている姿を見るのはたまらなく辛かった。



でもお母さんはいつも、



「アンタは何も心配しなくていいから。自分の事だけ考えなさい。」



そう言ってくれた。


何度か通院を繰り返した後、私は正式に性同一性障害である事を診断された。




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