ノブくんと初めて会った日から、もう3ヶ月。


季節はもうすぐ夏を迎える。



「未希ちゃん、今日は何食いたい?」



「う〜んお好み焼き!!」


「了解!!」



助手席に座るのも、最近ではすっかり慣れた。



だから私は勘違いしてしまいそうになるんだ。



ノブくんの“彼女”になれたらいいのにと、思ってしまう。


毎日メールや電話で話しても、何度二人きりで会っても、どれだけ仲良くなっても、私達の関係が進展する事はなかった。



ただ、どんどん好きになってしまうだけ。




.