ノブくんには、焼き肉といったらこのお店!っていうのがあるらしくて、月に3回は必ずに来るというお店に連れて来てくれた。
車を降りてお店の入り口までの短い距離を歩く。
こうして並んで歩くのも2回目。
167センチの身長に、7センチヒール。
その私より頭ひとつ分くらい大きいノブくんに、少しホッとした。
お店に入ると焼き肉のいい匂いにお腹がグゥーっと音を立てそう。
窓際のテーブル席に案内された私達。
注文を取りに来た店員さんがノブくんに話かける。
「いらっしゃい。今日は早い時間だね。」
「土曜やから、仕事休みや。」
親しそうに話す二人の見て、ノブくんがかなりの常連さんなんだという事が分かった。
そんなお店に私を連れてきてくれた事、すごく嬉しい。
「女の子と来るの初めてだよね?」
「可愛いやろ?邪魔したらアカンでぇ〜。」
ノブくんの言葉に思わず顔がニヤケてしまう。
嬉しい。嬉しい。嬉しい。
「未希ちゃん、飲み物どーする?お酒飲んでいいよ?」
「ううん。ウーロン茶で。」
ノブくんは運転があるから飲めない。いくら何でも私ひとりで飲むなんて・・・ありえない。
ノブくんは私が食べれるか、食べれないかを確認しながら、テキパキと注文を済ませてくれた。
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