メールをする様になって2週間くらいたった頃、
テレビを見ながらウトウトしていた私は、ノブくん専用のメールの着信音で目を覚ました。
この時間に寝てしまうなんて、いつもじゃあり得ないこと。
だって私にとって1日で一番大切な時間だから。
開いたメールを見て、私の胸はまたドキンと音を立てた。
【未希ちゃん何してんの?今日、メールなし?寂しーわ。】
いつも私からで、こんな風にノブくんの方からメールをくれるのは初めてだった。
本当は心のどこかで、毎日のメールが迷惑だったらどうしようって思っていたから、ノブくんからいつもの時間にメールをくれた事、私にとってはすごく嬉しい出来事だった。
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