「帰って来たん?」 その声に私達は一斉に視線を移した。 目が合った瞬間・・・ 「未希ちゃ〜ん?いや〜もう〜早よ入って〜!ノブあんた久しぶりやな!元気してんの?大和、じぃちゃんに来たって言って来て!」 元気で明るいお母さん。 この人が、ノブくんのお母さんなんだ・・・ 何だか泣きたくなるくらい、嬉しかった。 これからの話し合いの不安より、大好きなノブくんのお母さんに会えた事、そのお母さんに今、手を握られている事が、たまらなく嬉しかった。 .